次世代“AV”が次世代AVを救う?

 東芝が満を持して投入しようとしているHD DVDレコーダーの発売が半月延期になるなど、芳しい話がなかなか聞こえてこない次世代光ディスク周辺だが、“意外な”救世主が出現した。何あろう、アダルトHD DVDの登場である。
http://www.glayz.co.jp/hddvd/hddvd.html(18歳未満断り)
 キャッチコピーに曰く「それはまるで本物を目の前で見る感覚」。
 これぞ男のロマンといえよう。
 そもそもビデオの歴史はアダルトコンテンツとともにあったといっても過言ではない。例えば、レンタルビデオ店が80年代広範囲かけて爆発的に普及したのは、アダルトコンテンツを500円程度で手軽に楽しめるという需要があったからといわれている。ある意味“必要悪”ともいえるアダルトコンテンツだが、アダルトもないようなメディアはボウフラも湧かない水のごとく朽ち果てていくであろう。VHSが生き残ってベータが消えていった敬意を思い起こせばそれは明白である。
 果たしてブルーレイ陣営はライバルサイドのこの動きに呼応するのか。意外に重要なポイントだろう。