2006-01-01から1年間の記事一覧

’06 私の10大ニュース

「今年の10大ニュース」というのは、発表するタイミングが実に難しい。私の勤め先も含め、主要新聞・通信社は12月になると恒例行事としてやるのだが、作業の事情から、公表するのは10日とか、遅くても20日ぐらいになるのだが、発表したのを待ってた…

シャアはやっぱり格好いい

不覚にもグッと来てしまった。先立っていった同志・井上瑤さん(アルテイシア)、とのエピソード、鈴置洋孝さん(ブライト・ノア)に語りかけるくだり。まるで原稿に涙のシミが落ちているのではと思わせるように生々しい。 ガンダム関連のイベントに顔を出し…

いま、実りのとき

このところ当ブログの更新がままならなかったのは、とあるゲームにはまっていたためである。そのゲームとはXBOX360初の大作「ブルー・ドラゴン」。このたびめでたくクリアを果たしたので、まずはレビューを。 ファイナルファンタジーのの坂口博信とド…

特撮もないのにオタクを名乗るな

アマゾンが「オタクストア」とやらを始めたらしい。 とりあえず興味本位でのぞいてみたが、ぬるいことこの上ない。とてもオタクと名乗るにはレベルが低すぎるというほかない。どうやらアマゾンは「オタク=アニメ」としか考えていないらしい。せめてウルトラ…

日本橋復興の切り札?

日本橋に新名所・プラネタリウムが出現した。 ちょうど1年前にこのブログで紹介した「三井越後屋ステーション」がいつの間にか取り壊され、その跡地にできあがったその建物は、三井本館・三越本店など昭和初期建造の重厚なビル群が連なる中にあって、SF的…

次回作に期待と不安

大河ドラマ「功名が辻」が終了した。 放送開始当初は、オープニングの斬新さや上川隆也の演技力の安定感などを挙げて褒めちぎったものだが、関ヶ原の合戦を巡ってこのブログで触れたとおり、特に中盤以降は“ファンタジー色”全開の支離滅裂な展開に陥っていっ…

浦和で生まれてよかった!

自分の生まれ故郷が、その街であったことをこれほど幸せに感じた年はない。そしてきょうほどそれを強く感じた日はない。その故郷、浦和の街はまさに歓喜の渦に包まれた。 2003年の阪神タイガース優勝の際の心斎橋界隈の賑わいなどはテレビを通じてさんざ…

巨星落つ

実相寺昭雄監督が逝った。今朝、アサヒ・コムの記事を見た瞬間、わが目を疑った。 日本随一のカルト監督にして、特撮ファンの記憶からこびりついて離れないマニアックな作品をあまた世に送り出した、“異端の巨匠”である。 個人的に最も印象に残っている実相…

関ヶ原っていうレベルじゃねえぞ

久々に大河ドラマ「功名が辻」のレビューを。その前に、一つ断っておく。「功名が辻」が始まった当初、やれ神オープニングだとかこのブログで褒めちぎったことがあったが、自分の見識は実に甘かった。本能寺の変以降、脚本は破綻しまくっており、もはや最初…

PS3発売 一番喜んでいるのは誰だ

プレイステーション3が発売された。そしてあっという間に売り切れた。当然、私は買っていない。しばらく買うつもりもない。故に、早々に手に入れた人たちをうらやましいとも憎たらしいとも思わない。だが、今回のソニーのやり方には少なからぬ腹立たしさを…

トラウマの遺産

さて、前述の「怪獣使いと少年」の続編、「ウルトラマンメビウス」第32話「怪獣使いの遺産」。 ちょっといつもと違うオープニング。工業地帯の空き地で、黙々と深い穴を掘り続ける青年。その姿を目にして純粋な好奇心のまま問いかける少女。「なぜ穴を掘っ…

怪獣使い 予習と復讐

きょう11日の「ウルトラマンメビウス」を見る前に、触れておかねばならないことがある。いうまでもない「怪獣使いと少年」についてである。 「帰ってきたウルトラマン」第33話、「怪獣使いと少年」。ほかのウルトラシリーズに比べて地味な印象がある同番…

恋は水色

<訃報>ポール・モーリアさん81歳=指揮者 日本でも多くのヒット曲を手がけたフランスの指揮者ポール・モーリアさんが3日、死去した。81歳だった。 モーリアさんはフランス・マルセイユ出身。1965年、ポール・モーリア・グランド・オーケストラを…

「集大成」と「禁断の裏技」

このところ、「ウルトラマンメビウス」を見ないと1週間が終わった気がしない体になってしまっている。映画公開以降のエピソードは、どれも興奮しっぱなしのものばかり。まさに「ウルトラの集大成」というべき展開にどっぷりはまってしまっている(ついでに…

懐かしけりゃいいってものじゃない

昭和レトロブームというやつは未だに続いているらしい。年がら年中ウルトラマンだの仮面ライダーだのキカイダーだのといっている私にとっては、親しみは感じても、“なつかし感”が鈍っているのか、少々食傷気味になりつつある。先にヒットした「always…

ネット投票の落とし穴

文化庁が先頃、「日本の芸術メディア100選」なるものを発表した。1950年以降に作られた日本を代表するメディア芸術作品を、「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門に分け提示し、専門家400名による回答と、we…

天晴れなアキバ

最近秋葉原を歩いていて、少し前と何かが違う、と感じていたのだが、これだったのだ。 旧日本通運本社ビルが取り壊され、見事な景観が姿を現したのである。この写真を撮った位置の真後ろのヤマギワ電気本店跡地と併せて、実にすっきりした眺めが楽しめる。 …

もっとサプライズを・・・

今年もCEATEC JAPANの季節がやってきた。今回も取材と称して遊んできた(ちゃんと原稿も書きましたよ)。2000年の第1回から数えて7回目、入場者は増えているのかもしれないが、毎回取材している目から見ると、残念ながらサプライズがなくな…

鉄道むすめ第3弾

とりあえず写真のみ。論評は後日。 鉄道制服コレクション 鉄道むすめ vol.3 BOX出版社/メーカー: トミーテック(TOMYTEC)発売日: 2006/09/29メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (6件) を見る

メビウスでマクロス?

映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」を“2回”見て感動さめやらぬ中、テレビ版メビウスを見た。先々週、つまり映画公開以降のテレビ版の展開は、ウルトラマンエースでおなじみのヤプール編。映画との連動をはかったものだ。テレビ、映画をちゃんと見…

ウルトラマンはAタイプが基本でしょ

http://youtube.com/watch?v=a_oVv6TxsDI 映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」を見た。公開間もない作品なので、極力ストーリー上のネタバレをしない範囲で書かせていただくが、まず結論を言うと、これほどわくわくし続けてみられた作品も最近ない、…

日本以外全部沈没

SF界の巨匠・小松左京の最高傑作にして今年再び映画化された「日本沈没」。その向こうを張ってもう一人のSF界の重鎮・筒井康隆が皮肉を込めて描いたパロディー作品を、日本バカ映画界の第一人者河崎実カントク(漢字の監督よりカタカナの方が似合う人で…

がんばれ僕らのフロッピー

きょう、“いつものように”アキバへいてみると、あっちこっちに警官が姿が。しかも場所によってはバリケードまでできている始末。秋葉原もついに戒厳令下におかれたかと思わせるような光景を横目にヨドバシカメラのそばのガードをくぐってクロスフィールドの…

時をかけるGoogle

グーグルがまた心憎いコンテンツを始めた。その名はNews Archive Search。西暦1700年以降の現存する新聞や雑誌の記事を検索してしまおうというサービスだ。今のところ英語版のみだが、結構遊べる。 たとえば「japan」で検索してみると、最古のものとして…

小説吉田学校DVD化

小説吉田学校 [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2006/08/25メディア: DVD購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (21件) を見る 1983年制作の映画「小説吉田学校」のDVDがリリースされた。吉田茂が総理に就任して対日講和条約を締結し、鳩山一…

迷“惑”な話

科学者というのは本当に世間の感覚というのを知らないらしい。先日、太陽系の惑星を増やすという話が出てきたと思ったら、今度は「冥王星はなかったことに」とは、星を弄ぶのもたいがいにしてほしい。 どんなに科学者が勝手な決定が下そうが、「あの」天体は…

オタクの夏は忙しい

先週、今週と、2週連続で東京ビッグサイトへ。いわずと知れた夏コミとワンフェスである。5日未明のCore2Duo祭りに端を発して、オタクの夏はとかく忙しいのである。毎回コミケに行くにつけ思うのは、これだけ大量なオタクがどこから湧いてきたのかというこ…

惑星にわくわく

やれ靖国神社がどうのとか、ロシアが漁船をどうしたとか、騒がしいニュースが流れる中、アニオタ・SFファンの常識を覆す大ニュースが飛び込んできた。 太陽系惑星9個→12個へ、惑星の定義変更案を公表 天文学者の国際組織「国際天文学連合」(IAU、本…

インテル気合い入っテル

自宅のデスクトップPCを新しいのに変えた。実に4年ぶりのことだ。しかも今回は自作。 PC歴はすでに20年近くを経過しているが、パーツの増設などはかなり経験があるものの、一から組み立てるのはこれが初めてだ。 自作にした理由はいくつかある。一つはあ…

特撮最前線

この週末、久々においしい仕事に携わった。刑事ドラマ「特捜最前線」DVD-BOX発売の記者会見の取材だ。「特捜最前線」といえば、藤岡弘、を筆頭に特撮ヒーローもの出身者がメンバーに多く、別名「特撮最前線」と呼ばれる、オタクにとっては語るべきネタが多い…