日本橋復興の切り札?

 日本橋に新名所・プラネタリウムが出現した。
 ちょうど1年前にこのブログで紹介した「三井越後屋ステーション」がいつの間にか取り壊され、その跡地にできあがったその建物は、三井本館・三越本店など昭和初期建造の重厚なビル群が連なる中にあって、SF的異彩を放っている。
 プラネタリウムはその名も「日本橋HD DVDプラネタリウム」と、東芝の次世代ディスク戦略の要の役割を兼ね備えており、すぐ隣にはHD DVDの映像を鑑賞できるカフェも。さらにその横は広場になっていて、焼き芋屋(ここのイモはむちゃくちゃうまい)やら焼きそば屋やら甘酒屋など建ち並び、さながら縁日の様相、というよりいにしえの江戸日本橋のイメージか。
 そしてその広場から中央撮りを挟んで、三井本館に映し出される葛飾北斎の浮世絵(これもハイビジョンか)はなかなかの絶景。昨年で終了した丸の内ミレナリオと趣は異にするが、古き良き日本橋復興をもくるむ趣向としては悪くない。ただ、果たして今後定着するものか・・・。