SL特集にハアハア

 実に5年ぶりの超大掃除が一段落したきょう、買い物にでも出かけようと思いつつ、何の気もなくつけたテレビ、NHK−BSハイビジョンで流された番組・SL大特集(正確な番組名は覚えていない)のために、4時間も足止めを食らってしまった。
 たかが鉄道もののテレビ番組と侮っていたら、ゲストが向谷実半田健人、司会が静岡放送局の別井アナ(NHK屈指の鉄オタ)という並びに一抹の不安、いや期待が頭をよぎり、案の定、時間を追うに従って缶焚きのやり方やら蒸気機関の仕組みやらどんどん濃い話に・・・。とくに向谷氏の話は節々で暴走し、アナウンサーはそれを制止する様子もなく、真ん中に座っていた女性ゲスト(一応中山エミリ)はほったらかし状態(それでも何とか話しについて行こうとする様子はけなげだったが)。
 番組の中で特に圧巻だったのが、8620型以降の国鉄所属のSL全機種の映像が立て続けに流れるコーナー。これだけ集めたものはテレビ放送史上初めてではなかろうか。さらに設計段階で流れてしまった幻のC63の1/5の模型まで披露される始末。つくづく録画しておかなかったのが悔やまれる。
 それにしても、最近のNHK、オタクに対する攻撃には、容赦とか手加減という言葉を知らないと見える。夜の怪奇大作戦といい、この鉄道特集といい、火曜日にFMで放送されたアニソン三昧といい(まさかハレハレユカイをNHKで聞けるとは)、受信料を払わせるにはまずオタクからという戦略なのだろうか(それにまんまとはまった自分なわけだが)。