秋葉原カレー事情

 最近秋葉原を歩いていてふと気付いたのだが、この界隈にはカレー屋がやたらと多い。それもここ1、2年で急速に増えた気がする。

 アキバのカレー屋の代表的な存在といえば、牛丼専門店「さんぼ」の向かいにある「ラホール」だろう。非常に辛く小麦粉を使わないさらさらしたルーのベンガルカレーが特色だ。値段も全メニュー1000円未満とリーズナブルだ。

 JR秋葉原駅昭和通り口正面の横断歩道を渡ったところにある「CoCo壱番屋」も定番の1軒だ。名古屋ではおなじみのチェーン店で、10年前、わたしが名古屋に住んでいた折には週に3度は入り浸っていた。辛さと量の選択幅が広いのがこの店の特徴だが、私の場合、5辛より下のメニューを食べたことがない。

 新参者では、昨年5月に開店した「ゴーゴーカレー」。これも昭和通り側、昨年末に撤退した「ロケット」の並びにある。シンプルなルーに揚げ物などのトッピングをしたのが基本形で、辛さの選択肢はないが、程よい辛さは悪くない。加賀・金沢が発祥の店らしく、松井秀喜がホームランを打った日に行くとトッピングのサービス券がもらえる。

 電気街からやや離れるが、交通博物館の前を通って靖国通りに出る手前にある「トプカ」も隠れた名店だ。横浜・関内のカレーミュージアムにも出店しているので知名度はあるが、本店の場所は意外と知られていないのではないか。チキンが入った典型的なインドカレーが特色で、かなり辛め。

 秋葉原駅電気街口南側に隣接する「Time」もなかなか。ビーフカレーは肉が多めで、たかが駅のカレー屋と見くびるなかれ。電気街口の北側を出たところにあり、駅の中からも入れる「Spisy」も捨てがたい。駅ナカだけにSuicaを使えるのがありがたい。

 カレーはカレーでも、カレーうどんの店中川屋も押さえておかねばなるまい。ソフマップ4号店の地下1階。巨大な穴子の天ぷらが乗ったカレーうどんをはじめ、メニューは豊富だ。

 以上に挙げたほかにも見逃している店があると思う。もし「ここの方がうまい」「あそこをはずすとは何事か」という意見があればコメントをいただきたい。

秋葉原カレーマップ