表参道ヒルズ 人大杉

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 きょうオープンした表参道ヒルズに行ってきた。
 何しろ人があふれていた。地下鉄表参道駅の改札を出るまででさえ一苦労である。しばらくぶりに来た同駅だったが、そこらじゅう工事だらけで洞窟のような殺風景だった以前とは変わり、カフェなどの店舗が整然と立ち並ぶこぎれいな空間となっていた。駅のあちこちには赤いスタジャン姿のガーディアンなんとかの面々が徘徊しているのが目立つ。人出の整理のためにいるのだろうが、はっきりいってジャマ!
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 そんな風景を横目に地上に出ると、駅の中とは比較にならない人の洪水。流れに乗って坂を下っていくと、入場規制の立て札が立ちはだかる。列に並ぶこと20分。その間、周囲を見渡すと、フジテレビとおぼしきクルーが取材のための打ち合わせをしている姿が見えたかと思えば、別のところではテレビ東京のスタッフがカメラを回している。毎度ご苦労なことで。
 ようやくヒルズの建物内に到達。入場規制のおかげか、内部はそれほど人が詰まっていることはなく、ゆったりと歩けた。
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 店舗が入っている本館は地上3階地下3階の6層構造で、らせん状の緩やかなスロープを歩いていくことで上層階まで上がっていけるというユニークな構造が特徴だ。吹き抜けを挟んだ向かいのデッキが一見、同じフロアに見えるのだが、間違った方向から行こうとすると確実に路頭に迷うようにできているというわけである。エスカレーターもついているので、なれないうちはこちらを使った方がリスクはないだろう。
 有名ブランド店などの説明は、まったく興味がないので省略!3階はレストランのフロアだが、どこも気の遠くなるような長い列ができていたのでこれもスルー(じゃあ何しに来たんだ)。
 そのスロープ伝いに最上階まで上がると、同潤館とつなぐ屋外デッキに出る。ここからは表参道ヒルズの裏側が望める。そこには、ファッションの街表参道とはまったく対局の、むしろ郷愁を誘う風景があった。
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 そして今度は同潤館の中へ。旧来の同潤館アパートをリフォームして、元の形を生かしながらも、こじんまりとしたおしゃれな建物に仕上がっている。ただ、いかんせんここも人があふれており店舗など入れる余地もない。
 結局人混みのせわしない中、何も買わず何も食べることなく、30分そこそこで外に出てきてしまった。やっぱりこういう新スポットは初日に行くとろくなことがない。もう少し落ち着いて人がまばらになった平日にでももう一度行くことにする。