62,790円!

 PS3の発売日と小売価格が公表された。以下インプレスウォッチより。

SCEI、「プレイステーション 3」11月11日発売
価格は62,790円!! コントローラも発表
11月11日 発売

価格:62,790円 (HDD 20GB)、オープンプライス (HDD 60GB)

「Dual Shock 2」と外観的には大きな変化はない
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCEI) は、次世代機「プレイステーション 3」を11月11日に62,790円 (20GB) で発売すると発表した。発売時には20GBの商品のほか、60GB搭載のモデルも発売されるが、こちらの価格はオープンプライスとなっている。

 米国での発売は11月17日で、HDD20GBモデルは499ドル。HDD60GBモデルは599ドルとなっている。為替レートで変動もあるが、約 11,000円程度高くなると思われる。欧州の発売日も11月17日を予定している。久夛良木氏は3月の発表会では同時発売を公言していたが、1週間ほどズレが発生することとなる。以下詳細

 62,790円。何とも悩ましい数字である。PS2の初期の価格が39,800円だったから、その差は23,000円。6月にアイ・オー・データなどが発売するブルーレイドライブが約10万円、東芝が先に出したHD DVDプレーヤーの実勢価格が99,800円。やはり東芝の価格を意識していることは間違いなかろう。ソニーサイドでは来年3月までに700万台を売り上げると意気込んでいるが、5カ月足らずで達成できるのか、見通しは五分五分といったところか。初期ロットはきれいさっぱり売り尽くされることは火を見るより明らかだが、6万円というのは決して低い壁ではない。また、“次世代DVD戦争”なる、いわばメーカーとコンテンツ提供者との雲の上の争いに嫌気が差している消費者は少なくなく、ブルーレイだから買おう、などという衝動はまずあり得ない。
 「ほら出してやったぞ、買えよ」というようなこれまでのソニー流大名商売では目標達成は絵空事に終わることを、久夛良木社長は肝に銘じるべきであろう。