迷“惑”な話

 科学者というのは本当に世間の感覚というのを知らないらしい。先日、太陽系の惑星を増やすという話が出てきたと思ったら、今度は「冥王星はなかったことに」とは、星を弄ぶのもたいがいにしてほしい。
 どんなに科学者が勝手な決定が下そうが、「あの」天体はずっと昔、おそらく人類など存在する以前からそこにあり、仮にそこに知的生命体が生息していたとして、地球で何が話されているかなど知ったことではない(はずだ。実は知っているかもしれないが)。
 アメリカではディズニーが犬のプルートの扱いについて粋な声明を出していたが、日本では、たとえば松本零士、もしくは西崎義展は、「宇宙戦艦ヤマト」におけるガミラス冥王星前線基地の扱いについてどうするか説明する必要があろう(遊星爆弾とか反射衛星砲とか)。「美少女戦士セーラームーン」のせつなちゃんの扱いについても説明が与えられてしかるべきだ。「冥王計画ゼエオライマー」なんてアニメもあったが、これはどうでもいいか。