猛暑の初秋・冗談クラシックの夕べ

 昨日の敬老の日、前にもここに書いたジョーダンクラシックデュオ・杉ちゃん&鉄平のコンサートへ行ってきた。
 場所は鶯谷。何ともいえぬ味のあるコンサートホール、というより映画館に近い感じの会場で、見渡すと客層は実にばらばら。いかにもわれわれの同志といった風情のうっとうしい男(単体)どももいれば、若い女性も少なくなく中高年の姿もちらほら。私のすぐ前に座っていたのは小学生の女の子とそのおばあちゃんと思われる2人連れ。実にファン層の広いことに感心させられた。
 舞台脇には最新アルバム「電クラ」にふさわしくNゲージの運転コーナー(模型は鉄平氏の私物だそうな)がおいてあって、子供たちが群がって遊んでいた。
 そして反対側の舞台脇のドリンクコーナーにふと目をやると、どこかで見たような帽子姿に長い髪の中年男性が・・・。やはりいらしてましたね唐沢俊一先生。やはり今の杉哲の人気は、この人なくしては語れないわけで、多忙なスケジュールの合間(というかこれも仕事なんでしょうねこの人にとっては)をぬって来場されたようだ。

 そうこうしているうちにコンサート開始。まずのっけから新曲。モーツァルトの調べにジャパネットたかたのミュージックをあわせたネタを披露。この前のトンデモ本大賞の時の「アイネクライネソフマップ」といい、来年のアルバムは「家電クラ」で決まりか。続いて「ハンガリー舞曲たらこたらこ」「アルルのドラえもん」(「はい、タケコプター」のセリフもバイオリンで弾いちゃう!)など。
 さらに今度は効果音のコーナー。まずパトカーや救急車のサイレンをバイオリンで(この二人の定番です)。続いて新ネタ、目覚し時計(アラームがだんだん大きくなっていくさまを表現)とFAX(紙がブブブと出てくる音は秀逸)。やはり来年は「家電クラ」だな。
 続いては去年のアルバム「刑事(デカ)クラ」から、刑事ドラマとモーツァルトを掛け合わせた「アマデウス殺人事件」。そこから、半ば強引に「電クラ」へとつなぐ。「ダブルコンチェルト2番 寝台列車月光」に始まり、「山手線上のアリア」などアルバム収録曲を中心にラストまで。
 最後は「普通の」クラシックでしめ。
 帰りにCD「刑事クラ」を購入し、二人のサインを直接入れてもらった。その際、「次回は祖師ヶ谷大蔵の着メロ(マンとセブンね)をお願い」といっておいた。さすがに二人とも意味がわかってくれたようだが、12月発売予定という「電クラ2」には足して収録されるだろうか。

電クラ

電クラ

刑事(デカ)クラ ~モーツァルト殺人事件~

刑事(デカ)クラ ~モーツァルト殺人事件~

  • アーティスト: 杉ちゃん&鉄平,ヴァイスヴルスト,生野正樹,武井英哉
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD
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