大人のTCGの誕生

 このところここの新規書き込みが滞りがちなのは、先に紹介したゲーム「THE EYE OF JUDGMENT」(EOJ)にどっぷりはまりきっているためである。
 当初どこに行っても置いてなかった追加カードも比較的手に入りやすくなり、テーマデッキ5種類もすべてそろい、デッキの構築も幅広くできるようになってますます面白くなってきた。あ、デッキとかテーマとか、何を言っているのかわからないという方はこちらのサイトを参照されたい。ということで、ここからは専門用語をめいっぱい使わせてもらう。
 先週日曜日、お台場で開かれた有志主催によるオフ会に参加してみた。参加者は約20人といったところ。トレーディングカードゲームというと、「遊戯王」や「ポケモン」、「ガンダム・ウォー」、そしてスーパー戦隊ものを題材にした「レンジャーズ・ストライク」など、国内ではわりと10代を中心にした若年層がメインターゲットというイメージだが、PS3のソフトというハードルのせいか、オフ会参加者の年齢層を見る限り30代前後の人が多いという印象だった。いわば、「大人の」カードゲームの世界が生まれたのは私にとっても取っつきやすく、歓迎すべきことだ。逆に若年層を取り込みづらいというマーケティング上の弱点ともいえるが。
 ともあれ、オフ会に参加した面々は誰も、ゲームをやり込んでいるコアな人々。持ち寄ったカードも、希少性が極度に高いウルトラレアカード以外はほとんどコンプリートしているという人も少なくなく、いったいいくら投資しているのかと、いらぬ心配をしてしまう。かくいう自分も、現在発売中の全110種類中96種類まではそろえたわけだが(投資額はすでに25000円也)。もっとも、これだけそろうとなると、「フリードニアの放浪霊」が16枚とか、「森跳び蛙の盗賊」が17枚という状態だったりする(ダブり10枚とレア1枚を交換とかやってくれませんかタカラトミーさん!)。買いに集まった人同士でないものを交換したりもしたが、まだアイテムが少ないせいか、トレードに関する限り盛り上がるにはまだ時間がかかりそう。
 そんな中、やはりいちばん盛り上がるのは対戦。普段、家のテレビ画面を介して顔の見えない相手と競うのも面白いが(外国人を相手にボイスチャットしながらのプレーはまさに次世代機ならでは)、オフラインで目の前の人とやるバトルはさらに熱くなる。相手が使っているデッキも、やっている中で非常に勉強になる。それがまた次の対戦への糧になって、より深く鯉バトルを楽しめる。これほど深いゲームはそうそうない。
 今後新しいカードセットの追加発売が予定されており、もっと広い層に浸透していけば、第2のマジック・ザ・ギャザリングに育つ可能性を十分秘めていると思う。

 参考までに、現在私が組んでいるデッキ内容を紹介しておく。このデッキでこのところ勝率は8割といったところなので、わりと完成度は高いと自負しているが・・・。

火属性=火に仕えた魔道師(1)
    灼熱の顎(1)
    夜狗叉の乱破 火垂(3)
    パートモールの焔吏(4)
    啓示を受けたディーディー(3)UR
    聖ディースを追う者(6)R
    シオンダルの火龍(7)R
    赤のキュービック(1)R
水属性=トリトナの鋲兵(2)
    アルージアの修道女(2)
    夜狗叉の乱破 氷狐(3)
    国賊サイアム(3)UR
土属性=死に急ぐ骸骨兵(2)
    夜狗叉の乱破 土蜘蛛(3)
    ノヴォガスの攻城弓(3)
    十人僭主の巨牢(4)
木属性=迷い弓のエルフ(1)×2
    女エルフの狂戦士(2)
    夜狗叉の乱破 草燕(3)
機巧 =機巧重戦車(4)
    機巧乱破 鉄猿(4)R
    機巧竜騎兵(5)
スペル=パルマス教の聖宴(0)
    召喚士メスマーの失敗(0)
    迷いの羅針霧(0)
    クレア・ウィルの旗印(1)
    癒しの慈雨(2)
    ゴーリの地割れ(2)
    召喚士メスマーの使者(1)