シャアはやっぱり格好いい

 不覚にもグッと来てしまった。先立っていった同志・井上瑤さん(アルテイシア)、とのエピソード、鈴置洋孝さん(ブライト・ノア)に語りかけるくだり。まるで原稿に涙のシミが落ちているのではと思わせるように生々しい。
 ガンダム関連のイベントに顔を出しても、ファンを裏切らんがため、あえて冷ややかさを装い続けた姿勢にはプロ魂が伝わってくる。まさにファンの前では俳優・池田秀一ではなく、常に「シャア」であり続けたのである。
 Zガンダム劇場版は、あえてこれまで見ようとしなかったのだが、これを読んで、見たくてたまらなくなった。
 ついでに、Gacktが出演する来年の大河ドラマに少し期待してみたくなった。