特撮

ゴーオンジャーはマスクオフてんこ盛り

戦隊シリーズを長年見ているファンにとって、お楽しみシーンの一つに「マスクオフ」といわれるものがある。パワードスーツを装着したまま、マスクを外すして素顔をさらすのは、素性をさらしてはいけないヒーローの、いわば禁断の姿だ。それだけに希少価値の…

ウルトラマンレオ 35年目の真夏の雪夜

「ウルトラマンレオ」。1974年4月から75年3月まで放送された、第2期ウルトラシリーズ最後の作品である。獅子座L77星(ウルトラマンやセブンのM78星雲とは別の星)から地球にやってきて怪獣や宇宙人と戦うウルトラマンレオ。地球防衛隊MAC…

仮面ライダーキバ バイクがナイス

仮面ライダーキバ第2話、今回の見所は何と言ってもバイクアクションだろう。かつての昭和ライダーに比べると、バイクの流行の違いもあって、アクションにおける軽快感はあまりなく、ロケーションや予算の都合からか、怪人の走行姿(バイクというより自転車…

仮面ライダーキバはヒロインがGood!

※新サイトへのアクセスがまだ少ないので、とりあえずここにも新着記事を揚げておきます。 最近ハリウッドのアクションものでは、ヒロインものが大流行だ。「トゥームレーダー」しかり、「ウルトラバイオレット」しかり、「アンダーワールド」またしかり、枚…

ウルトラマン大博覧会(オタク推奨)

六本木ヒルズで開催中の「ウルトラマン大博覧会」を見てきた。一見、子供目当ての円谷プロによる断末魔イベントかと思いつつ足を運んでみたのだが(それにしても六ヒルはわかりにくい!)、いやいやどうして、ウルトラで育ったわれわれ昭和40年代の子供た…

00とか、Xとか、フルスロットルで、ライブな秋の新番組

最近民放の地上波はあまり見なかったのだが、今月から気になる番組がいくつか始まったので、“タイトルに釣られて”見てみた。 まず、「逮捕しちゃうぞ フルスロットル」。ちょうどこれにあわせてCSで第1シリーズの一挙放送があったので、久しぶりに見て復習…

ワキワキ!ひこにゃんだあ

昨日、ムーンライトがらがら、じゃなくてながらから東海道線を乗り継ぎ、降り立ったのは滋賀県の彦根。 そう、いまやユルキャラ界のスーパーアイドル、ひこにゃんのお膝元である。 彦根城築城400年祭開催中とかで、まさに街中ひこにゃんだらけ。 そのひくて…

ショッカーワインは悪の味わい

先日バンダイから通販で購入したショッカーワインを開けてみた。 説明書きによると、死神博士が仮面ライダーを倒したのを記念してスイスから取り寄せた特注のワインとかで、仮面ライダー史上最高視聴率を記録したといわれるダブルライダー対スノーマンのあた…

残虐表現のない仮面ライダーなどいらん!

“子供に不適切”な最新版『仮面ライダー』が発表 7月4日17時18分配信 オリコン前代未聞のPG-12指定となった『仮面ライダー THE NEXT』 子供向けヒーローものとして前代未聞のPG-12指定となった『仮面ライダー THE NEXT』(10月27日公開)の製作発表が7月4日(…

名ナレーター・中江真司逝く

「仮面ライダー・本郷猛は改造人間である〜」 かの名ナレーションでおなじみの声優・中江真司氏がなくなった。 中江氏というと、仮面ライダーシリーズだけでなく、古くは「ウルトラセブン」例の第8話「狙われた街」(脚本:金城哲夫・監督:実相寺昭雄)で…

初夏の夜の怪奇三昧

先月NHK−BSハイビジョンで放映した「怪奇大作戦セカンドファイル」が、BS2で3夜連続で再放送されている。さらに、「セカンドファイル」のすぐあとで、旧作「怪奇大作戦」を3本ずつ、傑作選として放映されている(4日目は旧作だけ5本放映)。 「…

またグッときてしまった ウルトラマン最終回

CSファミリー劇場で放映していた「ウルトラマン」の最終回を見た。言わずと知れた、宇宙恐竜ゼットンにウルトラマンが敗れ、迎えに現れたゾフィーとともに光の国に帰っていくというストーリーだ。もう何10回と見ているので、そらで内容ーを語れてしまう…

実相寺の遺産 怪奇大作戦セカンドファイル

NHK・BSハイビジョンで放映中の「怪奇大作戦セカンドファイル」が面白い。特に9日放送の第2話「昭和幻燈小路」は、昨年他界した奇才・実相寺昭雄が脚本を手がけた文字通りの遺作であり、その遺志が見事に受け継がれた傑作だった。 東京のとある下町が…

これでいいのか、メビウス最終回

未だ昭和を捨てきれない30歳児以上限定の「ウルトラマンメビウス」が、ついに最終回を迎えた。 40年のウルトラシリーズの集大成として、これまでメフィラス星人やらムルチやらババルウ星人やらベロクロンやらヤプールやらと、各シリーズの重要エピソード…

メフィラス星人 40年の野望

遅くなったが、先週の「ウルトラマンメビウス」についてはここで語っておかねばなるまい。最終盤を前に登場したのは、メフィラス星人である。折しも、CSファミリー劇場で放送中の「ウルトラマン」(初代)でも、「メビウス」放映の翌日放映分は偶然なのか…

DB戦隊ゲキレンジャー?

「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の第3話を見た。3週目にして、大まかに作風が把握できてきた。一言でいうと「ドラゴンボールの実写化(日本版)」(すでに台湾版はあるが)だ。 人里離れた奥地からやってきた少年が武道の達人に出会って、鍛え学んでいくという…

アマゾンを見習え!ゲキレンジャー

きょうから戦隊シリーズの新番組「獣拳戦隊ゲキレンジャー」が始まった。 前作「轟轟戦隊ボウケンジャー」は、戦隊シリーズ30作目の記念作品という位置づけもあって、原点回帰的な、わりと戦隊シリーズの王道をいくような作り方がなされ、しっかりした内容…

もう一つのエースの願い

本当にこのところの「ウルトラマンメビウス」は、手加減という言葉を知らないようだ。今回も昭和の子供たちの涙腺に、容赦ない攻撃を加えてきた。 劇場版の延長戦のように、これまで断続的にやってきたヤプール編だが、今週はついに最終局面。そこで当然のご…

コロナの果て 緑の城 ぼくらのふるさと〜

私の子供時代、すなわち昭和40年代後半から52年頃にかけてのテレビ番組の状況はというと、夜7時台には月曜日から日曜日まで、どこかしらのチャンネルで何かしらの特撮ヒーロー番組を必ず放映していたものだ。いわゆる変身・怪獣ブームのただ中にあった。…

メビウス、神懸かり展開へ

放送も残り2カ月となった「ウルトラマンメビウス」だが、ここにきてまさに神懸かりの様相を呈してきている。 先週はウルトラマン80が登場し、「80」放送当時の「忘れ物」ともいうべき、80=矢的猛の中学教師という設定が途中でフェードアウトしてしま…

オーディオ・コメンタリーは必聴

劇場で2回見たが、何度見ても感動できる。 特に、ウルトラ兄弟「ダンディー4」が悲壮感を背負いながら次々にに変身するシーンは震えが来る。文字通り、最後の最後まで目を離せない、離させない作品だ。 特典のオーディオ・コメンタリーも必聴。ウルトラマ…

最近の仮面ライダーときたら

きょうから始まった「仮面ライダー電王」を見た。 何をやってもとことんついてないダメダメ男が、突然目の前に現れた鬼のような魔物に乗り移られ、眠っていた力が覚醒して仮面ライダーに変身し、立ちはだかる敵を倒していく、と、ざっとこのような内容だ。し…

ウルトラの星が見えた夕晴れ

実相寺昭雄監督の追悼の意味を込めて読んでみた。 ウルトラシリーズを制作している円谷プロが世田谷区・砧にある都合から、東京といっても、特に言及が多いのは世田谷、川崎、多摩川沿いのあたりで、埼玉出身で足立区在住の私にとってはどうにも身近さは伝わ…

巨星落つ

実相寺昭雄監督が逝った。今朝、アサヒ・コムの記事を見た瞬間、わが目を疑った。 日本随一のカルト監督にして、特撮ファンの記憶からこびりついて離れないマニアックな作品をあまた世に送り出した、“異端の巨匠”である。 個人的に最も印象に残っている実相…

トラウマの遺産

さて、前述の「怪獣使いと少年」の続編、「ウルトラマンメビウス」第32話「怪獣使いの遺産」。 ちょっといつもと違うオープニング。工業地帯の空き地で、黙々と深い穴を掘り続ける青年。その姿を目にして純粋な好奇心のまま問いかける少女。「なぜ穴を掘っ…

怪獣使い 予習と復讐

きょう11日の「ウルトラマンメビウス」を見る前に、触れておかねばならないことがある。いうまでもない「怪獣使いと少年」についてである。 「帰ってきたウルトラマン」第33話、「怪獣使いと少年」。ほかのウルトラシリーズに比べて地味な印象がある同番…

「集大成」と「禁断の裏技」

このところ、「ウルトラマンメビウス」を見ないと1週間が終わった気がしない体になってしまっている。映画公開以降のエピソードは、どれも興奮しっぱなしのものばかり。まさに「ウルトラの集大成」というべき展開にどっぷりはまってしまっている(ついでに…

メビウスでマクロス?

映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」を“2回”見て感動さめやらぬ中、テレビ版メビウスを見た。先々週、つまり映画公開以降のテレビ版の展開は、ウルトラマンエースでおなじみのヤプール編。映画との連動をはかったものだ。テレビ、映画をちゃんと見…

ウルトラマンはAタイプが基本でしょ

http://youtube.com/watch?v=a_oVv6TxsDI 映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」を見た。公開間もない作品なので、極力ストーリー上のネタバレをしない範囲で書かせていただくが、まず結論を言うと、これほどわくわくし続けてみられた作品も最近ない、…

特撮最前線

この週末、久々においしい仕事に携わった。刑事ドラマ「特捜最前線」DVD-BOX発売の記者会見の取材だ。「特捜最前線」といえば、藤岡弘、を筆頭に特撮ヒーローもの出身者がメンバーに多く、別名「特撮最前線」と呼ばれる、オタクにとっては語るべきネタが多い…