ハイ、ご苦労さん 植木さん

稀代の名コメディアン、植木等が逝った。植木等までもが逝ってしまった。 気に入った映画は何度も暮れ換えしみるのが私の趣味だが、その中でたぶんいちばんリピート率が高いのがおそらく「ニッポン無責任時代」だろう(ちなみに2番目は「ルパン三世カリオス…

選挙の春、政見放送の春

選挙の季節である。選挙というと、オタクにとっての興味は、どんな面白い政見放送が見られるかという一点につきる。その昔、政見放送でなければ見ることのできないスターというのが存在していた。右翼の大御所・赤尾敏、新宿2丁目友の会の東郷健などはその代…

受信料を払いたくなるドラマ

一人暮らしを始めてから10数年たつが、きょう、重大な決断を下した。NHKの受信契約をしたのである。それもつい1時間前、ネットを通してのカード決済で。これまで、NHK受信料を払わないことを一つのアイデンティティにしてきたところもあったのだが…

「きっぷ」が特殊なものになった日

きょう3月18日は、首都圏の鉄道を語る上で歴史的な日となることは間違いあるまい。ついにICカードシステム「PASMO」の運用が始まった。 すでにJRのSuicaは定着しつつあるが、例えば常磐線で松戸からSuicaを使って各駅停車に乗って地下…

メフィラス星人 40年の野望

遅くなったが、先週の「ウルトラマンメビウス」についてはここで語っておかねばなるまい。最終盤を前に登場したのは、メフィラス星人である。折しも、CSファミリー劇場で放送中の「ウルトラマン」(初代)でも、「メビウス」放映の翌日放映分は偶然なのか…

トンデモ映画上映会

久しぶりに、池袋の映画館・新文芸坐へ行った。前に来たときはまだ建て替える前で、「新」の字が付かない文芸坐だった。オンボロな建物で、就中地下にあった第二文芸坐などは、カルト映画を見るのに絶好の雰囲気を醸し出していたものだ。今回10数年ぶりに…

バカゲーの金字塔?

昨年11月に購入して以来、ほとんどスイッチを入れていなかったPS3だったが、数日前からやっとフル稼働するようになった。ただし動かしているのはPS2のソフトだが。 そのソフトの名は「デストロイ オール ヒューマンズ」。直訳すると「人類皆殺し」。…

DB戦隊ゲキレンジャー?

「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の第3話を見た。3週目にして、大まかに作風が把握できてきた。一言でいうと「ドラゴンボールの実写化(日本版)」(すでに台湾版はあるが)だ。 人里離れた奥地からやってきた少年が武道の達人に出会って、鍛え学んでいくという…

日本オタク大賞、復活

CSで以前年末恒例番組として放映されていた「日本オタク大賞」が久しぶりに復活することになり(といっても1年分やらなかっただけだが)、その収録が昨日行われた。 放送は3月末なので、詳細と放送できそうな部分についてはあえて触れないが、放送できそ…

これは欲しい!イー・モバイル初号機

携帯端末で久しぶりにわくわくするブツが出てきた。新参・イー・モバイルが満を持して登場させたシャープ製のEM・ONE(写真)だ。 その主なスペックは以下の通り。シャープ専用サイトより抜粋 OS=Microsoft® Windows Mobile® 5.0 software for Pocket …

アマゾンを見習え!ゲキレンジャー

きょうから戦隊シリーズの新番組「獣拳戦隊ゲキレンジャー」が始まった。 前作「轟轟戦隊ボウケンジャー」は、戦隊シリーズ30作目の記念作品という位置づけもあって、原点回帰的な、わりと戦隊シリーズの王道をいくような作り方がなされ、しっかりした内容…

もう一つのエースの願い

本当にこのところの「ウルトラマンメビウス」は、手加減という言葉を知らないようだ。今回も昭和の子供たちの涙腺に、容赦ない攻撃を加えてきた。 劇場版の延長戦のように、これまで断続的にやってきたヤプール編だが、今週はついに最終局面。そこで当然のご…

コロナの果て 緑の城 ぼくらのふるさと〜

私の子供時代、すなわち昭和40年代後半から52年頃にかけてのテレビ番組の状況はというと、夜7時台には月曜日から日曜日まで、どこかしらのチャンネルで何かしらの特撮ヒーロー番組を必ず放映していたものだ。いわゆる変身・怪獣ブームのただ中にあった。…

私の昭和40年代

わが尊敬すべき唐沢俊一御大が、なにやらおもしろそうな企画を立ち上げようとしているらしい。その企画とは「昭和40年代を語る会(仮称)」。 平成不況が終りを告げ、再開発の名の下に次々と新しいビル群が湧いてくる一方で、人知れず消えていく昭和の町並…

メビウス、神懸かり展開へ

放送も残り2カ月となった「ウルトラマンメビウス」だが、ここにきてまさに神懸かりの様相を呈してきている。 先週はウルトラマン80が登場し、「80」放送当時の「忘れ物」ともいうべき、80=矢的猛の中学教師という設定が途中でフェードアウトしてしま…

オーディオ・コメンタリーは必聴

劇場で2回見たが、何度見ても感動できる。 特に、ウルトラ兄弟「ダンディー4」が悲壮感を背負いながら次々にに変身するシーンは震えが来る。文字通り、最後の最後まで目を離せない、離させない作品だ。 特典のオーディオ・コメンタリーも必聴。ウルトラマ…

最近の仮面ライダーときたら

きょうから始まった「仮面ライダー電王」を見た。 何をやってもとことんついてないダメダメ男が、突然目の前に現れた鬼のような魔物に乗り移られ、眠っていた力が覚醒して仮面ライダーに変身し、立ちはだかる敵を倒していく、と、ざっとこのような内容だ。し…

圧勝って・・・

以下のような記事を見るに付け、報道、就中一般マスコミの近視眼的浅はかさを感じずにはいられない。 次世代DVD、ブルーレイが圧勝=06年国内販売シェア77% *2006年の次世代DVD対応機(ゲーム機を除く)の国内販売で、ソニー や松下電器産業 などが提唱す…

地球に優しいカップヌードル?

先に他界した安藤百福翁の追悼という意味でもなかろうが、日清食品がこんなものを出すそうだ。 日清リフィルシリーズ 「カップヌードル リフィル (詰め替え用)」 これぞまさに地球に優しいカップヌードルというわけだろうか。 いっそのこと、これ専用のオプ…

ペコちゃんはどうなるの?

洋菓子メーカーの老舗・不二家が、にわかに存亡の危機に立たされている。企業の倫理観とか雪印の教訓云々など、ありきたりの活字が新聞には並んでいるが、世の人々の最大の関心は、「不二家がどうなるかはともかく、ミルキーとペコちゃんは(ポコちゃんも)…

油断大敵、大森脚本

45分がこれほどあっという間と思える大河ドラマは久しぶりだ。下手をすると「独眼竜政宗」以来ではなかろうか。そして、次回がこれほど待ち遠しく感じる大河ドラマも絶えて久しかった。そんな「風林火山」の第2話だった。 今週の最大の見せ場は、後半の山…

ウルトラの星が見えた夕晴れ

実相寺昭雄監督の追悼の意味を込めて読んでみた。 ウルトラシリーズを制作している円谷プロが世田谷区・砧にある都合から、東京といっても、特に言及が多いのは世田谷、川崎、多摩川沿いのあたりで、埼玉出身で足立区在住の私にとってはどうにも身近さは伝わ…

インスタントラーメンは永遠

米紙、「即席めん」の故安藤百福さんをたたえる社説―1月10日11時19分配信 読売新聞 【ニューヨーク=白川義和】9日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、即席めんを発明した日清食品の創業者で5日に死去した安藤百福さんをたたえる署名入り社説を掲載した。 …

「風林火山」初回は◎

大河ドラマ「風林火山」が始まった。前作「功名が辻」ほどの派手さはないが(派手さを出そうとして失敗したというべきだが)、実に内容の濃い第1回だったという印象だ。 まずオープニング。ひと言、かっこいいー!「功名〜」もオープニングに限っては出色の…

ソニーさん、大丈夫?

新年早々、浦和レッズ天皇杯連覇の余韻に浸りつつ、例によってアキバに出かけてみた。いまや3が日とは名ばかりで、繁華街の商店はごく当たり前に営業しており、人出も結構ある。そんなアキバのとあるDVD・ゲームソフトショップで、衝撃的な光景を見た。 …

’06 私の10大ニュース

「今年の10大ニュース」というのは、発表するタイミングが実に難しい。私の勤め先も含め、主要新聞・通信社は12月になると恒例行事としてやるのだが、作業の事情から、公表するのは10日とか、遅くても20日ぐらいになるのだが、発表したのを待ってた…

シャアはやっぱり格好いい

不覚にもグッと来てしまった。先立っていった同志・井上瑤さん(アルテイシア)、とのエピソード、鈴置洋孝さん(ブライト・ノア)に語りかけるくだり。まるで原稿に涙のシミが落ちているのではと思わせるように生々しい。 ガンダム関連のイベントに顔を出し…

いま、実りのとき

このところ当ブログの更新がままならなかったのは、とあるゲームにはまっていたためである。そのゲームとはXBOX360初の大作「ブルー・ドラゴン」。このたびめでたくクリアを果たしたので、まずはレビューを。 ファイナルファンタジーのの坂口博信とド…

特撮もないのにオタクを名乗るな

アマゾンが「オタクストア」とやらを始めたらしい。 とりあえず興味本位でのぞいてみたが、ぬるいことこの上ない。とてもオタクと名乗るにはレベルが低すぎるというほかない。どうやらアマゾンは「オタク=アニメ」としか考えていないらしい。せめてウルトラ…

日本橋復興の切り札?

日本橋に新名所・プラネタリウムが出現した。 ちょうど1年前にこのブログで紹介した「三井越後屋ステーション」がいつの間にか取り壊され、その跡地にできあがったその建物は、三井本館・三越本店など昭和初期建造の重厚なビル群が連なる中にあって、SF的…